<目次>
1.耳かきとは
2.一般的な耳かきのかたち
3.なぜ、耳かきは気持ちよく、ついついやってしまうのか?
1.耳かきとは
耳かきとは、耳の穴(外耳道)が何らかの理由で痒くなったときなど、ヒトは細い指である小指で掻こうとするが、入るのは耳たぶの奥までであり、耳の奥にまで指が入ることはない。そのため、細い棒状のものを利用して耳の奥を掻くことが行われる。その行為自体もしくは、それに用いられる専用の道具が耳掻きである。
日本における最初の耳掻きは、簪(かんざし)に由来するものであるという。これの端をへら状にしたものが出始めたのが耳掻きの始まりで、江戸時代、高橋図南という人物により享保年間に発明された。
現代では日本では耳かきは一般的で、ほとんどの方が耳かきをしている、または、したことあるかと思いますが、海外ではあまり使用されていません。日本に住んでいるとあまり実感がありませんが、どちらかというとニッチな習慣のようです。
その大きな理由のひとつとしては人種があげられます。みなさんも普段耳かきをされたときに取れる耳垢はパラパラと乾燥した状態のものをイメージされるかと思いますが、それは日本人(東アジア系)特有ものであり、白人や黒人は少し違います。白人や黒人の耳垢はねばねばした粘性の耳垢が多いのです。この性質の違いが耳かきの普及に大きな影響をもたらしています。
2.一般的な耳かきのかたち
これが、よく見かける耳かきになると思います。耳かきのさじの反対側に梵天(ぼんてん)と呼ばれる羽毛などがついているものです。この形状は乾燥した耳垢を掃除するのには適していますが、白人や黒人に多い粘性の耳垢には適しておらず、あまり使用されないのが実態です。
3.なぜ、耳かきは気持ちよく、ついついやってしまうのか?
人の耳(外耳道)には迷走神経が集中しているため、触れることで快感を得られるようです。ただ、2割程度の人は咳が出るとった症状が出るようです。
ただし、耳かきを過剰に行うと、外耳道が炎症を起こすこともありますので快感にまかせて頻繁に耳かきを行うことは控えた方がよいと思います。
耳かきはただの掃除ではなく、子供などは特に耳かきしながら寝てしまうこともあるぐらいに癒される大切な習慣だと思います。
耳かきは、正しく、節度をもって使用すれば非常に魅力的な習慣です。
是非みなさんで耳かきを安全に楽しみましょう!
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