ゲートの種類について




射出成形にとってゲートは非常に重要な意味を持ちます。製品までの流れる過程が製品品質に大きく影響するため製品に合わせたゲート形状にする必要があります。事前の検討段階に流動解析を行うことで成形時の課題を抽出することができるため、特に外観製品については流動解析は重要なプロセスになってきます。またゲート形状は製品品質だけでなく、生産工程にも影響があるため製品品質を考慮しつつ生産性を追求していくことが金型には求められます。





射出成形金型とは→





上記のことからゲートは切れやすく、そして流れが安定する必要があるためランナー部から絞られていく形状が一般的です。ただし、絞りすぎたり絞らなかったりすることでさまざまな問題が発生するので注意して下さい。一般的には絞りすぎるとジェッティングと呼ばれる現象が起こり、逆にあまり絞っていない場合はフローマークが発生しやすいといわれていますが、これらも製品形状によって状態は変わってきます。








■サイドゲート


図のようにサイドゲートは製品のサイドから流れます。成形品取り出し後は必ずニッパー等によるゲートカットが必要である。














■トンネルゲート


トンネルゲートはサイドゲートと同様に製品のサイドから流し込みますが図のように金型開閉時にゲートカットが自動的に行えるようにゲート流入方向に角度をつけています。ゲートカットを自動で行えるというメリットはありますが、ゲート入口が比較的小さくなりやすく成形条件に少し制約が出たり、ゲートカット時にカスが出て成形不良起こしたりとデメリットもあります。




トンネルゲートと同様に金型内でゲートカットできるバナナゲート(カールゲート)などもあり、こちらは名前のとおりゲート自体が湾曲して製品の裏面に流れていきます。トンネルゲート同様にメリットもありますが加工が困難であるというデメリットもあります。







■ピンゲート


ピンゲートもゲートカットが不要な構造になっています。こちらはトンネルゲートのように2プレートタイプの金型構造ではなく3プレートタイプの金型構造になります。金型開閉時に製品部とランナー部を引きちぎって引き離すためゲートはあまり大きくできません。ゲートカットが不要というメリットはありますがゲート切れ問題やゲートが小さくなるために材料によっては成形時の課題を残すことになります。








それぞれ特徴があり選択するゲートの種類だけでなくゲートの大きさやランナーの長さ等、そして製品形状によって樹脂の流れは大きく変わってきますが、上記のような基本的なことを理解しつつ状況に合わせて適切な判断を求められます。






射出成形金型とは→







#射出成形 #金型 #ゲート #ランナー #ShinSei



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